仮想通貨オーキッド(ORCHID)が大手取引所に上場しないと考える確かな理由
怪しい仮想通貨ICO案件の登場が後を絶ちませんが、瀬尾恵子氏の160倍仮想通貨に続いて賑わしているのが、オーキッド(ORCHID)という仮想通貨です。
瀬尾恵子氏の件はこちら
ICOというのはいわゆる“未公開コイン”ですから、ICOでいくらお金を集めても取引所に上場されなければ意味がありません。つまり、上場の道筋が立っているかが大切になります。
しかし私は現時点で、オーキッド(ORCHID)が有名取引所に上場するのは難しいと考えています。その件について詳しく解説します。
1.オーキッド(ORCHID)とは
オーキッド(ORCHID)という仮想通貨のICOについて、販売者側が出している情報をまとめたものが以下です。
- オーキッドは監視や検閲のないインターネット空間を実現するための仮想通貨
- イーサリアムの共同創始者であるキャビンウッド博士が技術アドバイザーとして参画している
- セコイア・キャピタル、アンドリーセン・ホロヴィッツ、DFJ(ディーエフジェイ)という、世界3大VCのバックアップを全面に受けている
- オーキッドのICOは終了しており、今回行われるのはプライベートセール
一方、オーキッド(ORCHID)は公式に、
パブリックセールは予定していない
とコメントしているので、オーキッドのプライベートセールは、ICOでオーキッドを手に入れた人が完全に“プライベート”で売るのか、詐欺という可能性が高いです。
2. オーキッドが上場しない理由
オーキッドは、公式サイトにもロードマップ等の掲載がなく、現時点で上場の予定は公表されていません。しかし現状、世界最大の仮想通貨取引所、Binance(バイナンス)への上場は難しいと考えています。
その理由が、ズバリこちらです。
Binance(バイナンス)のCEO・ジャオ氏とセコイアは今、裁判で争っていて、ジャオ氏がはっきりとTwitterで宣言しているのです。
We may soon require all projects applying to list on Binance to disclose if they have any direct or indirect relationships with Sequoia.
グーグル翻訳
間もなく、Sequoiaと直接的または間接的な関係があるかどうかを明らかにするために、Binanceにリストアップするすべてのプロジェクトを要求することがあります。
わかりやすく言うと、
Binance(バイナンス)に上場する仮想通貨はセコイアと関係しているか確認します。
つまり、
セコイアと関係している仮想通貨は上場しません。
と…上場しないとは言い切っていませんが、この文面からジャオ氏がセコイアに対して厳しい姿勢であることがわかります。
そこでオーキッドの特徴(売り文句)を思い出してみます。
セコイア・キャピタル、アンドリーセン・ホロヴィッツ、DFJ(ディーエフジェイ)という、世界3大VCのバックアップを全面に受けている
セコイア・キャピタルのバックアップを全面に受けている
ということで、少なくともジャオ氏とセコイアの裁判が解決しない限り、世界最大の取引所Binance(バイナンス)には上場しないと考えています。
まとめ
ここまでの情報で、オーキッド(ORCHID)という仮想通貨のプロジェクト自体は存在し、イーサリアムの共同創始者であるキャビンウッド博士が技術アドバイザーとして参画している、世界3大VCがバックしていることなどは本当のことだと思います。
ただし、プライベートセールはオーキッド(ORCHID)側が公式に行うものではないので、その点は十分に注意してください。
また、オーキッド(ORCHID)は、セコイア・キャピタルの支援を受けているため、同社と係争中のジャオ氏がCEOを務める世界最大の取引所、Binance(バイナンス)への上場は、現状厳しいと見ています。
以上の情報を元に、オーキッド(ORCHID)プライベートセールに参加するか判断してください。